Slow Stochastics売買サイン点灯銘柄

  1. ストキャスティクスの解説
  2. ストキャスティクスの計算式

ここでは、2025/4/24の大引け時点で9日足%Kを基準にした3日足%Dと、その%Dを基準にした3日足%SDの数値から、売りサイン・買いサインの条件にマッチした銘柄を掲載しています。

売りサイン点灯
住友ゴム工業 住友ゴム工業 %D: 93.77 < %SD: 96.00
TOYO TIRE TOYO TIRE %D: 91.79 < %SD: 93.92
エア・ウォーター エア・ウォーター %D: 93.03 < %SD: 94.66
インフロニア・ホールディングス インフロニア・ホールディングス %D: 90.74 < %SD: 95.55
中部電力 中部電力 %D: 90.04 < %SD: 90.09
東急不動産ホールディングス 東急不動産ホールディングス %D: 83.39 < %SD: 88.27
SOMPOホールディングス SOMPOホールディングス %D: 89.51 < %SD: 90.67
南海電気鉄道 南海電気鉄道 %D: 90.79 < %SD: 91.16
LIXIL LIXIL %D: 80.92 < %SD: 82.18
京成電鉄 京成電鉄 %D: 81.21 < %SD: 91.68
日清食品ホールディングス 日清食品ホールディングス %D: 82.30 < %SD: 92.44
SBIホールディングス SBIホールディングス %D: 86.71 < %SD: 87.30
高砂熱学工業 高砂熱学工業 %D: 82.25 < %SD: 90.13
長谷工コーポレーション 長谷工コーポレーション %D: 88.69 < %SD: 90.64
清水建設 清水建設 %D: 88.65 < %SD: 93.32
コムシスホールディングス コムシスホールディングス %D: 82.13 < %SD: 86.53
大阪ガス 大阪ガス %D: 91.22 < %SD: 91.62
イオン イオン %D: 88.42 < %SD: 94.09
SUMCO SUMCO %D: 88.99 < %SD: 89.48
日本たばこ産業 日本たばこ産業 %D: 91.16 < %SD: 95.21
ANAホールディングス ANAホールディングス %D: 89.88 < %SD: 91.80
武田薬品工業 武田薬品工業 %D: 87.67 < %SD: 90.18
キリンホールディングス キリンホールディングス %D: 86.26 < %SD: 93.25
ケンコーマヨネーズ ケンコーマヨネーズ %D: 83.27 < %SD: 89.72
霞ヶ関キャピタル 霞ヶ関キャピタル %D: 88.87 < %SD: 91.42
大黒天物産 大黒天物産 %D: 81.77 < %SD: 87.93
三井海洋開発 三井海洋開発 %D: 87.39 < %SD: 88.38
エーザイ エーザイ %D: 96.14 < %SD: 96.48
日清製粉グループ本社 日清製粉グループ本社 %D: 82.79 < %SD: 92.88
ソフトウェア・サービス ソフトウェア・サービス %D: 96.00 < %SD: 97.46
Genky DrugStores Genky DrugStores %D: 95.40 < %SD: 96.48
前澤工業 前澤工業 %D: 83.52 < %SD: 85.43
ビジョナル ビジョナル %D: 94.19 < %SD: 94.52

ストキャスティクスの解説

ストキャスティクス (Stochastics)とは、日本語で推測統計の意味で、米国のテクニカルアナリストであるGeorge Lane氏によって1950年代に考案され、Lane's Stochasticsとも呼ばれるオシレーター系の代表的なテクニカル指標です。

日本では、よく「ストキャス」の略称で用いられています。

ストキャスティクスの見方

「%K」「%D」「%SD」の3種類の数値を使用します。

「%K」は、過去一定期間の最高値と最安値の「統計」から、終値がどのような位置にあるかを「推計」する数値です。

「%D」は、敏感に変動する「%K」の数値を一定期間合計して平滑化した数値です。

「%SD」は、「%D」をより緩やかに変動するように一定期間で平均化した数値です。

この3種類の数値から「%K」で大きく振動する短期線・「%D」で緩やかな振動の中期線・「%SD」でより緩やかな振動の長期線を形成し、買われ過ぎ・売られ過ぎ、および反転のタイミングを判断します。

いずれの数値も0%(下限)〜100%(上限)の間で推移し、買い勢力が強ければ100%に近づき、80%以上になると反落警戒の買われ過ぎ区域、売り勢力が強ければ0%に近づき、20%以下になると反騰期待の売られ過ぎ区域に入ると判断します。

ストキャスティクスの活用方法

売買タイミングの判断には、「%K」と「%D」の組み合わせから判断する「Fast Stochastics」、「%D」と「%SD」の組み合わせから判断する「Slow Stochastics」があります。

Fast Stochastics

Fast Stochasticsは、大きく変動する「%K」と、「%K」の数値を一定期間合計して平滑化した「%D」の数値からラインを形成し、それぞれが交差する点から売買サインを判断します。「速い」の名が付く通り、日々の動きにより大きく変動するのが特徴です。以下の条件を満たした時に反転のタイミングとして売買サインが点灯します。ただし、Fast Stochasticsは売買サインが点灯しても、日々の乱高下が激しく騙しの確率が多いとされます。

デッドクロス=売りサイン「%K」「%D」が80%以上の買われ過ぎ区域にある状況で、「%K」線が「%D」線を下抜けた時
ゴールデンクロス=買いサイン「%K」「%D」が20%以下の売られ過ぎ区域にある状況で、「%K」線が「%D」線を上抜けた時
Slow Stochastics

Slow Stochasticsは、「ゆったり」の名が付く通り、Fast Stochasticsよりも滑らかな動きをするのが特徴で、敏感に変動する「%K」の数値を一定期間合計して平滑化した「%D」と、「%D」をより緩やかに変動するように一定期間で平均化した「%SD」の数値からラインを形成し、それぞれが交差する点から売買サインを判断します。以下の条件を満たした時に反転のタイミングとして売買サインが点灯します。

デッドクロス=売りサイン「%D」「%SD」が80%以上の買われ過ぎ区域にある状況で、「%D」線が「%SD」線を下抜けた時
ゴールデンクロス=買いサイン「%D」「%SD」が20%以下の売られ過ぎ区域にある状況で、「%D」線が「%SD」線を上抜けた時

ストキャスティクスの計算式

ストキャスティクスは3種類の数値を使用しますが、基準になっているのは「%K」のため、「%K」を算出できれば、あとは合計したり平均化するだけです。

「%K」の計算式

%K(当日の終値 - n日間の最安値)100(%)
(n日間の最高値 - n日間の最安値)

「n」は期間で、5日足、9日足、14日足、26日足まで幅広く利用されています。ここでは9日足で採用しています。

「%D」の計算式

「%D」は、敏感に変動する「%K」の数値を一定期間合計して平滑化します。

「%K」の期間はばらつきがありますが、「%D」の期間は3日足にするのが教科書設定のため、3日足前提の計算式とします。「n」部分は「%K」の期間です。

%D(終値 - n日間の最安値)の3日間の合計100(%)
(n日間の最高値 - n日間の最安値)の3日間の合計

「%SD」の計算式

「%SD」は、「%D」の数値をより緩やかに変動するように一定期間の数値で平均化します。期間は「%D」と同じく3日足にするのが教科書設定のため、3日足前提の計算式とします。

%SD当日の%D + 1日前の%D + 2日前の%D
3